神無月の本・弐
「消えゆく本」



「ぼくは魔法学校三年生」てのり文庫(大日本図書):村上勉(画)


 「消えゆく本」
 
 今回は、ちょっと現実の話である。私にとってはホラーかもしれない。

 ふじわらが、佐藤さんのWEBを初めてから数ヶ月後、オンラインショップで(といっても、そのころはまともなオンラインショップは、老舗のあそこしか無かったのだが)佐藤さんの本を買いあさった。そのときには、ぎりぎり「ジュンとひみつのともだち」や、オリジナルの「きつね三吉」が手に入るよい時代だった。
 ずいぶん昔のような書き方をしているが、2年も経過していないのが現実である。

 先日、扉絵の話から、魔法学校の話がでた。上の絵は、現在現役のはずのてのり文庫のものであるが、本当に購入可能かどうか、定かではない。
 一応、書店に行けば、現在購入可能な本が一覧できる百科事典のような「本」があり、ある本が購入可能かどうかは、調査可能である。最近は、インターネットでもOKだ。
http://www.books.or.jp/をごらんいただきたい。

かなしいかな、ここ1年〜2年の間に佐藤さんの本も御多分にもれず、何冊も、姿を消している。しんしょうけんさんとのコンビの本で、比較的新しいものも、同様である。佐藤さとる全集も、同じ運命をたどらないとは断言できない。
 そういう意味で言うと、今でている佐藤さんの本で、安心して見ていられるのは、コロボックルだけかもしれない。購入できる時に購入しておくべきと、肝に銘じるのであった。


「ぼくは魔法学校三年生」てのり文庫(大日本図書)で購入可能だと思うが・・・

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